Murayama blog.

プログラミング教育なブログ

知識の共有の話


先日の某報告会で、
ソフトウェア開発で大事なのは「知っていること」だと思ったので、
少し熱めのエントリを書いてみます。


#文体をちょっと変えてみました。それではどーぞ。。



Silverlightでも、Androidでも、DBUnitNGでもHudsonでも、
この業界(ソフトウェア開発)は、知っていることを仕事に役立てることができる。
「知っている」ということで、
開発の効率をグンと伸ばすこともあるし、緊急事態を回避できることもある。



「知らないこと」と出会ったとき、人は検索する。最近はそーゆー傾向が強い。
実際、ググればどーにかなるケースも多い。



のだけれど、個人的には、検索以上に大事な「知る」方法があると思っている。
それは「知っている人に聞くこと(教えてもらうこと)」だ。



自戒もこめて言うけれど、
ググってなんとなく理解している、したつもりになっている、、ことはけっこう多い。
インターネットのように、文章を読んで理解する、というのは、
読んでいる個人の都合、思い込みに委ねてしまう部分が多いように感じる。



それに、「調べるだけ」「読むだけ」では理解し難いものもある。



これは、僕の経験談なのだけれど、
Javaを覚えて1年くらいしたときに、EJBというモノに遭遇したとき、はっきり言って、難し過ぎた。
正直、1人で学ぶ(ググって調べる)のに限界を感じた。



そんな僕がEJBをある程度理解できたのは、
上司や、同僚に「質問することができた」からだと思う。
あの頃、数ヶ月とはいえ、同じ職場で作業できたことは、
今思えば、非常にラッキーなことだったのだと思う。



僕らの仕事の形態、いわゆる出向形態では、
開発現場がバラバラになってしまうので、
先輩、後輩社員のコミュニケーションが希薄になることが多い。
コミュニケーションをとる相手は、同じ職場にいるメンバーに限られてしまう。



少し痛いことを言うと、
うちの会社には、自慢できるスゴい人達がけっこういる。。と思っている。
GoogleやMSのエンジニアのような本当の一流とは違うかもしれないけど、
考え方や技術に取り組む姿勢について尊敬できる人が何人かいる。



そんな優秀な?人達とコミュニケーションをとることは、
自分にとって非常にプラスになることだと考えている。
逆に、「業務が出向形態だから」といって、
コミュニケーションが取れないということが非常に残念だと思う。。



いや、思う。。のとは違う。正確には。思っていた。



僕はこれまで、出向形態の会社は、
社員間でコミュニケーションが取れないものだと思っていた。



でも、たぶん、これは回避できる。ような気がしている。



その回避策が、BlogやTwitterになるんじゃないか、と思っている。



もちろん、業務時間中にBlogやTwitterに夢中になるのは、褒められることじゃない。
それは常識であって個人のマナー。



だけど、
自分の考えていることや勉強していることをBlogで発信し、
素朴な疑問や、ゆるいコミュニケーション、今度飲みにいこうぜ的なものをTwitterでやりとりするのは、
普段、コミュニケーションをとりにくい僕らの業務形態にこそ、向いているんじゃないかと思っている。



BlogやTwitterのメリットはそれだけじゃない。
まーでも、それはまた次の機会に。



自分で調べるのも大事だけれど、誰かに質問するのも大事だ。
そのインフラにBlogやTwitterを使ってみるのはイケてると思う。