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プログラミング教育なブログ

Vagrant+VirtualBoxでUbuntuを起動する

何をするのか

WindowsとかMacの中でLinuxUbuntu)を起動します。

Linuxの学習にもオススメです。

手順

  1. VirtualBoxをインストール
  2. Vagrantをインストール
  3. ターミナルソフトをインストール(Windowsのみ)
  4. VagrantUbuntuを起動する
  5. Ubuntuに接続する

1. VirtualBoxのインストール

VirtualBoxORACLEの提供する仮想化ソフトです。VirtualBoxを使えば現在実行中のOSの上で、別のOSを起動できます。たとえば、Macの中でLinuxを動かすみたいなことができます。

ちなみにパソコンに直接インストールしているOSをホストOS、仮想化ソフトによってインストールされたOSをゲストOSと呼びます。

VirtualBoxは以下のサイトからダウンロードします。

https://www.virtualbox.org/

インストールはウィザードに従って進めましょう。

2. Vagrantをインストール

VagrantVirtualboxのような仮想化ソフトを便利に扱うためのツールです。Vagrantをインストールすると、コマンドライン上でvagrantコマンドを利用できるようになります。vagrantコマンドを使えばゲストOSイメージのダウンロード、ゲストOSの起動、ゲストOSへの接続といったあらゆる操作を実行できます。

Vagrantは以下のサイトからダウンロードします。

https://www.vagrantup.com/

こちらもインストールはウィザードに従って進めましょう。

3. ターミナルソフトをインストール(Windowsのみ)

ターミナルソフトというのは、ホストOSからゲストOSに接続するためのものです。WindowsだとPuttyか何かで良いと思います。

http://ice.hotmint.com/putty/

4. VagrantUbuntuを起動する

VagrantはゲストOSのイメージをBoxという単位で扱います。UbuntuCentOSといった一般的なBoxは以下のWebサイト(Vagrantbox.es)で公開されているので利用すると便利です。

http://www.vagrantbox.es/

ここでは以下の手順でゲストOS(Ubuntu)を起動します。

  • VagrantにBoxを追加する
  • Vagrantfileを作成する
  • VagrantfileからゲストOSを起動する

VagrantにBoxを追加する

Vagrantbox.esで公開されているUbuntu(Precise 32bit)を追加します。

$ vagrant box add precise32 http://files.vagrantup.com/precise32.box

Boxのダウンロードには数分かかります。ダウンロード完了後、追加済みのBox一覧を確認できます。

$ vagrant box list

Vagrantfileを作成する

任意のフォルダに移動してVagrantfileを作成します。

$ vagrant init precise32

上記のコマンドでカレントフォルダにVagrantfileが生成されます。

VagrantfileからゲストOSを起動する

Vagrantfileが作成できたので、Ubuntuを起動してみましょう。

$ vagrant up

数秒待つとUbuntuが起動します。

5. Ubuntuに接続する

Macの場合はターミナル上で以下のコマンドを実行します。

$ vagrant ssh

Windowsの場合は、Puttyを起動して以下のとおり接続します。

  • 接続先ホスト・・・127.0.0.1
  • 接続先ポート・・・2222
  • ユーザ名・・・vagrant
  • パスワード・・・vagrant

ゲストOSを停止するには

ホストOS上で次のコマンドを実行します。

$ vagrant halt