Vagrant+VirtualBoxでUbuntuを起動する
何をするのか
WindowsとかMacの中でLinux(Ubuntu)を起動します。
Linuxの学習にもオススメです。
手順
1. VirtualBoxのインストール
VirtualBoxはORACLEの提供する仮想化ソフトです。VirtualBoxを使えば現在実行中のOSの上で、別のOSを起動できます。たとえば、Macの中でLinuxを動かすみたいなことができます。
ちなみにパソコンに直接インストールしているOSをホストOS、仮想化ソフトによってインストールされたOSをゲストOSと呼びます。
VirtualBoxは以下のサイトからダウンロードします。
インストールはウィザードに従って進めましょう。
2. Vagrantをインストール
VagrantはVirtualboxのような仮想化ソフトを便利に扱うためのツールです。Vagrantをインストールすると、コマンドライン上でvagrantコマンドを利用できるようになります。vagrantコマンドを使えばゲストOSイメージのダウンロード、ゲストOSの起動、ゲストOSへの接続といったあらゆる操作を実行できます。
Vagrantは以下のサイトからダウンロードします。
こちらもインストールはウィザードに従って進めましょう。
3. ターミナルソフトをインストール(Windowsのみ)
ターミナルソフトというのは、ホストOSからゲストOSに接続するためのものです。WindowsだとPuttyか何かで良いと思います。
4. VagrantでUbuntuを起動する
VagrantはゲストOSのイメージをBoxという単位で扱います。UbuntuやCentOSといった一般的なBoxは以下のWebサイト(Vagrantbox.es)で公開されているので利用すると便利です。
ここでは以下の手順でゲストOS(Ubuntu)を起動します。
- VagrantにBoxを追加する
- Vagrantfileを作成する
- VagrantfileからゲストOSを起動する
VagrantにBoxを追加する
Vagrantbox.esで公開されているUbuntu(Precise 32bit)を追加します。
$ vagrant box add precise32 http://files.vagrantup.com/precise32.box
Boxのダウンロードには数分かかります。ダウンロード完了後、追加済みのBox一覧を確認できます。
$ vagrant box list
Vagrantfileを作成する
任意のフォルダに移動してVagrantfileを作成します。
$ vagrant init precise32
上記のコマンドでカレントフォルダにVagrantfileが生成されます。
VagrantfileからゲストOSを起動する
Vagrantfileが作成できたので、Ubuntuを起動してみましょう。
$ vagrant up
数秒待つとUbuntuが起動します。
5. Ubuntuに接続する
Macの場合はターミナル上で以下のコマンドを実行します。
$ vagrant ssh
Windowsの場合は、Puttyを起動して以下のとおり接続します。
ゲストOSを停止するには
ホストOS上で次のコマンドを実行します。
$ vagrant halt