企画・開発フェーズにおける見積もりの種類(試算見積もり、概算見積もり、詳細見積もり)
見積もりについて勉強してるので少しずつまとめます。
ちょっとタイトルがいけてない。
システム開発における見積もりは、見積もりを適用するフェーズによって以下のように分類される。
- 試算見積もり
- プロジェクト発足より、さらに前のフェーズ*1で行う見積もり。中期IT計画や経営戦略、BPRに基づいて、予算(年度予算など)を確保するために行う。「こんなITシステム作るとしたらコストがいくらかかる?」「大体こんぐらいじゃね?」的なざっくりした見積もり。
- 概算見積もり
- 引き合い(RFP)に対する見積もり。「こんなシステム作ってくれませんか?要求リストはこんなかんじなんだけど」って依頼に対して行う見積もり。この見積もりで契約が決まると、プロジェクト発足に至る。ただし、この時点の要求は非常に荒いものであり精度に欠ける。
- 詳細見積もり
- プロジェクト発足後、要件定義、基本設計フェーズで行う見積もり。要求が少しずつ明確になってくることで見積もりの精度は上がってくる。発注のための見積もりにもなる。
一口に見積もりと言っても、そのタイミングによって目的は異なるってことで。
参考
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*1:企画/立案とか超上流っての?