Parse - Cloud Code - Getting Started
What is Cloud Code?
Parseのビジョンは、モバイルアプリを開発するデベロッパーから、サーバーの取り扱いをなくすことです。複雑なアプリケーションの場合は、ときとしてモバイルデバイス上で実行できないロジックが必要になります。Cloud Codeはこのような課題を解消します。
Cloud Codeの使い方は簡単です。なぜなら、アプリの開発で利用してきたJavaScript SDKをそのまま利用できるからです。モバイルデバイス上で動作するのか、Parse Cloud上で動作するのかという違いだけです。Cloud Codeはアップデートすると、モバイル環境へすぐに反映できるので、アプリケーションのリリースを待つ必要がなくなります。これにより、アプリケーションの更新が簡単になり、新機能も素早く追加できようになるでしょう。
あなたがモバイル開発に熟知しているとしても、Cloud Codeの理解しやすさ、簡単さを実感してもらえることでしょう。
Getting Started
開発用のコンピュータにParseコマンドラインツールをインストールしましょう。これにより、Parse Cloud上のコードを管理できるようになります。
Installing or Updating the Command Line Tool (Mac/Linux)
Mac OSやLinux/Unix環境であれば次のコマンドでインストールできます。
curl -s https://www.parse.com/downloads/cloud_code/installer.sh | sudo /bin/bash
上記のコマンドを実行すると/usr/local/bin/parseが作成されるので、"parse"コマンドを利用できるようになります。その際、余計なファイルは生成されませんので、アンインストールしたい場合は/usr/local/bin/parseを削除するだけです。また、既にインストール済みのコマンドをアップデートするこもできます。
Installing the Command Line Tool (Windows)
Window用のコマンドラインツールはこちらにあります。zipファイルをダウンロード、解凍した後、ParseConsole.exeをダブルクリックするとpowershellセッションが起動します。ParseConsoleが起動したらWin + R と“parse”コマンドでpowershellセッションを開始します。*1
Setting Up Cloud Code
次のステップは、クラウド上で実行するコードを格納するためにディレクトリを作成します。parse newコマンドはディレクトリをセットアップし、作成対象のアプリケーションの選択を要求します。
$ parse new MyCloudCode Email: ninja@gmail.com Password: 1:MyApp Select an App: 1 $ cd MyCloudCode
Parseのログインに必要なEメールアドレスとパスワードを入力します。OAuth経由でサインアップしてパスワードをセットしたことがない場合、アカウントの設定をその場で編集する必要があります。以上でカレントディレクトリ上にMyCloudCodeディレクトリが作成されます。ディレクトリの中にはいくつかのファイルが自動生成されています。
-config/ global.json -cloud/ main.js -public/ index.html
configディレクトリは、JSON形式の設定ファイルが格納されています。たいていは、このファイルを編集することはありません。cloudディレクトリにはCloud Codeが格納されており、publicディレクトリにはParse上でホストする静的コンテンツが格納されています。cloudディレクトリのmain.jsにCloud Codeファンクションを記述します。現時点では、正しくファイルが生成されていることを確認しておいてください。もし、ソース管理を行うなら、これらのファイルはすべてチェックインすることができます。
A Simple Function
古代からの伝統に従い、クラウド上で動作する最もシンプルなファンクションを実行してみます。cloud/main.jsを開くと、文字列を返すサンプルを確認できます。
Parse.Cloud.define("hello", function(request, response) { response.success("Hello world!"); });
このコードをあなたのマシンからParse Cloudにデプロイするには、次のコマンドを実行します。
$ parse deploy
デプロイが完了したら、次のコマンドを実行してみましょう。
curl -X POST \ -H "X-Parse-Application-Id: Your-Parse-Application-Id" \ -H "X-Parse-REST-API-Key: Your-Parse-Rest-Api-Key" \ -H "Content-Type: application/json" \ -d '{}' \ https://api.parse.com/1/functions/hello
次のようなレスポンスを確認できるでしょう。
{ "result": "Hello world!" }
おめでとうございます。デプロイが完了し、Cloud Codeも正しく動作しています。
開発のサイクルを確認する良い機会ですので、"Hello world!"を他の文字列に変更しデプロイと実行を試してみてください。異なる結果が返ることを確認しましょう。JavaScript SDKのすべてをCloud Code上で利用できるので、できることはたくさんあります。以降、いくつかのサンプルを見ていくことにします。
*1:powershellは使ったことがないです。。